2010年12月27日月曜日

どうする日本

こんにちは。三ツ矢憲生です。

今年も、残すところ後わずかとなりました。皆さんにとって、どんな一年だったでしょうか。

私自身は、自民党が野党に転落して1年4ヶ月、この間、自分自身の政治姿勢や信念、また生き様を見つめ直す、いい機会だったと思っています。与党のままいたら、日々の政務に忙殺され、じっくりと考えることもままならなかったでしょう。自分自身と、この国の来し方行く末を少しは考える余裕があったのかな、と思います。

今日は寒いですが、凛とした空気の冬晴れの日です。こんな日は、部屋に閉じこもっていないで、生きていることを実感するためにも、少し散歩をしてみるのもいいかもしれません。

ところで、昨夜、NHKで「坂の上の雲」を見ました。日露戦争の、旅順港閉鎖作戦で壮烈な最期を遂げた広瀬中佐のエピソードが中心でしたね。
明治維新後、まだわずか三十数年しか経っていなかった極東の島国が、生き残りを賭けて、大国ロシアと死に物狂いの戦争を戦った訳です。広瀬や当時の政府・軍の関係者は、この国をどんな国にしたいと思っていたのでしょうか。強烈な国家意識など、今では笑い飛ばされてしまうかもしれませんが、人間が命を賭けられる対象は、そんなに多くはありません。私自身にとっては、国家とそこに住む愛する人達は、紛れもなくその対象です。

当時の国際情勢の中で、大きな危機感を抱き、この国の未来を信じ、気概と気迫をもって挑んだ先陣の生き様に、魂を揺さぶられます。
今の日本の状況は、ひょっとすると、当時よりも実際には厳しいかもしれません。武力で、ということはないでしょうが、この先日本は、それこそ生き残りを賭けた戦いを強いられることになります。
今は、来るべき日に備え、気力を養い、確固たる信念をもって、戦略を練ることに専念していきたいと思います。それが、日本の近代化の過程で犠牲となった先陣の想いに報いる途につながれば幸いです。
良いお年をお迎えください。