2011年4月17日日曜日

民意

こんにちは。三ツ矢憲生です。

南伊勢 漁港にて
熾烈を極めた三重県知事選挙を終えて、まだ、興奮と疲れが完全には抜けきっていない状態です。民主王国と言われ、これまで参議院選挙を始めとする全県での選挙では連敗続きでした。この選挙で勝利を得たことの意義は、計り知れません。

今回の統一地方選挙での知事選で、自民系と民主系の候補が対決したのは、北海道、東京、三重の3都道県だけでした。中でも、三重県は勝敗の行方が見定めにくい唯一の選挙だっと思います。
牡蠣養殖筏の被害視察

私は、この勝利の一番の要因は、異論もあるかもしれませんが、今の民主党政権に対する、国民の不安、不満、不信だっと思います。政権交代してから1年半、これまでの政権運営ももちろんですが、特に、震災と原発事故発生以後の政府の対応には目を覆いたくなるものがあります。

まさに、最悪の事態が最悪の政府の下で起こったとしか言いようがありません。
加えて、菅総理は、国会で追及されそうになっていた、外国人からの献金を、こともあろうに、被災者が塗炭の苦しみに喘いでいる、3月14日に返納していたのです。こういう人は、政治家として以前に人間として信用出来ないのではないでしょうか。

パフォーマンスばかりを気にして、責任逃れと言い訳に終始する姿は、怒りを通り越して、哀れにしか映りません。しかし、こんな政権に支配される国民は不幸そのものです。菅さんの目指していた最小不幸社会どころか、最大不幸社会になりつつあります。




民主党の中でも、退陣要求が出てきているようですが、私は、我々政治に携わる者はもちろん、国民自身と、そして世論を代弁する(するべき、と言った方が正確かもしれませんが)マスコミが、もっと声を大にすべき時が来ていると思います。
大接戦の末当選を決めた鈴木英敬氏(中央)と美保婦人(左)
三重県知事選挙の結果は、三重県民の良識の勝利であると同時に、まさに民意がここで示されたのだと、信じて疑いません。